あとがきがわりに・・・Midnight Waltz Café FINALE (はじめに作者より) 本来ならあとがきなのですが、いつもどおりあとがき代わりに座談会を。 さて、今宵も楽しんでいただけたら幸いです。 今回は「終了記念座談会」です。 涼:「・・・というわけで、ラストワルツでした。ってなんで、今回は俺たちの家で開催するの座談会を?」 楓:「まぁ、新婚夫婦ドキドキお宅訪問だそうですよ。」 雪絵(以下「雪」):「なんか、リクエストみたいよ。」 涼:「またそれかよ。ほんと作者そういうサービス好きだなぁ。」 楓:「まぁ、それで私たちに人気が出てくれたらとの、作者の愛ですよ。」 涼:「その割には、俺の扱いが悪いような・・・?」 雪:「気のせいよ。それに今回の報酬は・・・この鍋の材料なんだから。」 涼:「それで、キムチ鍋か・・・って何人前だよ?」 雪:「6人前必要って言われたよ。・・・鍋が3つあるでしょ。」 涼:「誰が来るんだよ。」 楓:「もう来る頃ですよ。」 ピンポーン。 真理(以下「真」)「こんばんは、マリオデザートのお土産もってきてあげたわよ。」 朝斗(以下「朝」)「僕も来てよかったんですかね?」 涼:「お前等も来るのかよ。」 真:「いいじゃない。鍋はみんなで楽しむものよ。」 涼:「そりゃそうだけどさぁ。」 真:「それにね・・・」 ピンポーン。 桜:「待たせたかな。」 涼:「姉さん!?」 桜:「今回だけはどうしても出ろって言われたから、仕方なく。」 涼:「ほぼ全員集合だな。って楓さん。真琴さんは?」 楓:「仕事です。残念ながらね。」 涼:「そっか・・・」 楓:「では、全員そろったところではじめましょうか。」 ~鍋パーティ開始~ 桜:「ところで、雪絵ちゃん。ちゃんと涼からプロポーズされた?この子のことだからね・・・」 涼:「何言い出すんだよ!!」 桜:「私が聞かなくても、楓君が聴くわよ。たぶん読者が気になってるランキング1位らしいから。」 真:「私も聞いてみたいわ。」 涼:「おまえなぁ。そういうお前のとこは言えるのかよ。」 朝:「言えますよ。」・・・ 夜のバー。 朝斗は、真理に小さな包みを渡す。 「これが、僕の気持ちです。一緒になりましょう。」 真理は、中を見なくても何が入っているかがわかり、「うん。」と小さくうなずく。 「・・・のためにもね。」 真理は、心の中で小さく小さくつぶやいた。 朝:「以上です。」 真:「そ、そうね。」 涼:「さらっと言いやがった。恐るべし、柏木朝斗」 桜:「で、涼のとこは?」 雪:「私はね・・・」 涼:「っておい・・・」 木枯らしが吹く11月。世間はクリスマスのイルミネーションを先取りしてる。 「もうすぐクリスマスだね。」 雪絵は涼と一緒に買い物に出ていた。 「そうだな。」 「どうしたの?ぼうっとしていて。」 「なぁ、雪絵。」 「何?」 「俺は、たいしたこと言えないし、いい指輪とか用意できないけど。・・・クリスマスイヴの日に、結婚してくれないか。」 「・・・どうしたの?突然??」 「今、言わないと・・・うまく言葉にできない気がしたから。愛してるよ。雪絵。」 「・・・・ばか。」 雪絵は照れている。 「でも、嬉しい。ありがと。・・・こちらこそよろしくね。涼。」 「ほんと突然なんだから。」 「悪かったなぁ。」 「でも、涼らしいから、許してあげるね。」 「なんだよ、それ。」 「あの曲が流れてたからでしょ?」 「・・・・」 図星なのか、涼の顔が真っ赤になる。 「私も好きだよ。涼が一番好きな曲だから。」 雪絵は、満面の笑みで応える。 「私たちに結婚しなさいっていう神様からの応援かな?」 「そうかもな。」 ・・・そして、2人は木枯らしも避けるほどの熱いキスをする。 雪:「こんな感じでした。」 桜:「・・・」 楓:「・・・」 真:「・・・」 涼:「なんだよ、みんな黙って!!」 桜:「あなたがここまでキザだと思わなかったわ。そんな風に育てた覚えはないわ。」 涼:「・・・悪かったな。いいだろ、人のプロポーズなんだから。」 楓:「1つ気になるんですが、涼君、君の好きな曲って?」 涼:「それは秘密だよ。いろんなものに引っかかるから。」 楓:「あぁ、あの曲ですね。」 桜:「今のでわかるの?」 楓:「わかりますよ。なぜならこの物語の原点の曲でしょうから。」 桜:「え?」 楓:「スピッツのチェリーでしょ?桜さんの誕生日が4月10日という設定はこの曲の発売日が4月10日だからっていうぐらいの・・・このミッドナイトワルツの原点ですからね。」 涼:「あたりだけど、大丈夫なのかよ。曲名出して。」 楓:「大丈夫ですよ。きっと。」 真:「シスコンとは思ってたけど、まさかそれほどとはね。」 涼:「違うって!!この曲が好きなんだよ。雪絵の「愛してる」の言葉だけで強く慣れるんだから!!」 雪:「・・・・」 雪絵は照れている。 真:「・・・・さすがだわ。あついあつい。帰ろうかしら。ねえ、朝斗。」 朝:「そうですね。」 楓:「では、そろそろ解散としましょうか。リクエストに応えたようですし。これ以上新婚夫婦の邪魔はしないほうがよさそうですしね。最後に一言づつ。」 朝:「楽しんでいただけました?」 真:「私たちのこと、たまには思い出してね。」 楓:「応援ありがとうございました。」 桜:「またね。」 雪:「ほんと読んで頂いた方ありがとうございました。」 涼:「サンキュな。ではまたどこかで!!」 ほんとここまで読んで頂いた方ありがとうございました。 楽しんでいただけたら幸いです。 合わせて感想いただいた方、ほんとにありがとうございました。 不知火 楓 ジャンル別一覧
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